先日某タイヤの検査機関の方とお話する機会を頂きました。
検査機関でのクレーム検査の8割はひび割れについてとの事だったので改めてひび割れついて書いてみようと思います。
当店で取り扱いのあるタイヤはすべてに日本のメーカーまたはきちんとした代理店のある何かあった時にも対処してくれる輸入タイヤメーカーのみを取り扱っております。
ですので、あまりお客様からタイヤに対してのクレームという物を頂くこともないのですが、
よくご相談を頂く事の一つしてタイヤの劣化、ヒビ割れがございます。
タイヤはゴム製品になりますので使用中にどんどん劣化して行きます。
その中でも一番多いのが全然乗ってなくて山あるのにヒビ割れして来ちゃった。
というご相談です。
ですが、実は一番タイヤにとって悪いのが、乗らない、つまり動かさない事という事です。
タイヤには様々な化合物で出来ておりますが、走る事によりタイヤに熱が入ると老化防止剤、というものが表面に染み出してくるように設計されております。
ゴムを動かし発熱する事で染み出てくるこの薬のおかげで長く硬化しづらいよう設計されています。
ですので最悪なのは屋外駐車でほぼ動かない車のタイヤは老化防止剤が染み出る事なく劣化のスピードが早くなってしまうという事です。
また夏、冬タイヤの履き替えに伴う保管についても今回私もはじめて知った事がありましたので、ご報告します。
エアコンの室外機等オゾンを発生するものの近くに置くと劣化が早まる傾向があるとの事です。
今一度皆様の保管状況をご確認頂き室外機近くでの保管を避けるようにしていただければタイヤは今まで以上に長持ちするとの事です。
車も機械ですので、定期的に動かす事で車にもタイヤにも優しくなるというお話でした。