ミスタータイヤマン三鷹店

東京都の調布市と三鷹市の境を通る東八道路沿いにあるタイヤホイール専門店

TEL.0424-82-8231

〒182-0012 東京都調布市深大寺東町8-15-6

てんちょの独り言

当店が新興メーカーのタイヤを扱わない訳

車、タイヤに関心がない人ほどちゃんとしたタイヤをちゃんと買って欲しい!というお話です。
車好きな人には信じられないお話も出てきますが、
一つの知識として知っておいて損はないタイヤ業界に20年の経験からのお話であります。
とっても長いです。申し訳ありません。

近々でちょうどいいサンプルが出たので、ちょっと真面目なタイヤのお話をと思います。
当店では国内外のタイヤメーカーを取り扱っておりますが、
その基準としてそのすべてのメーカーさんは安心、安全という一番大事な部分を大事しているメーカーさんであることです。
簡単に言うと品質がちゃんとしているメーカーさんのみを取り扱っております。

タイヤってただゴムを丸く成型した物ではなくて内部は非常に複雑な構造をしています。
1トン以上ある車体を支えているわけですから、内部には金属や繊維などでベースとなる骨格が存在します。

外からタイヤを見てもパターンやサイドウォールのデザインはわかってもこの内部構造を見ることは、
私たちタイヤ屋さんはもちろんの事ユーザーの皆様も見ることはできません。

どことは言いませんが新興メーカーさんの多くのタイヤはタイヤ単体でもつと非常に軽く感じることがあります。またロープロファイルのタイヤの多くは、当店で取り扱う多くのタイヤに比べてサイドウォールが柔らかいので非常に組みやすかったりします。

これが何を表しているかというと、つまりこの内部構造が華奢だという事です。
(もちろんすべてのメーカーさんではないですからね)
タイヤにはサイズによってロードインデックスという、このタイヤがどれぐらいの重さに耐えられるかという
記載があります。
例えばプリウスなどに採用されている195/65-15というサイズですとロードインデックス91になります。
以下の表でみると

空気圧230kpaの時に1本あたり510kgに耐えられる計算となります。

それでね。ここが大事な所で、
一流メーカーさんのタイヤはこの510kgに耐えられるがギリギリ耐えられるでなく、
余裕を持って耐えられる設計で作られているという事です。
逆に新興メーカーさん(よくいうアジアンタイヤっていうカテゴリーです)のタイヤは
510kgにギリ耐えれるぐらいの設計になっているという事です。

長文になってすみません。
ここからは実例でお話します。

メーカー名は明かしませんが、こちらのタイヤはいわゆるアジアンタイヤと呼ばれる中では比較的有名なメーカーさんのタイヤです。
当店に出先でパンクしてロードサービスでお越しになってお車についていたパンクしていたタイヤです。
ガソリンスタンドで空気を入れて走ってこようと思ったけど入れても入れても膨らまないという症状でした。

パンク修理できるならパンク修理でということで車体からタイヤを外すと
内側のサイドウォールが切れてサイドウォール全体からエア漏れしている状態です。

その他タイヤを確認すると、すべてのタイヤの空気圧が車体の指定空気圧から比べると、
非常に低い状態でした。
お話を行くと、普段使いする事はなく久々に車を動かしたようで空気圧の低下に気づけなかったとのことです。
空気圧が低いという事はタイヤとしては車の車重に耐えられない状態でだったということです。
だから車重に負けてサイドウォールが裂けても致し方ない状態だったということです。
だからメーカーさんとして、別段品質に不具合のあるタイヤだったという事ではないのでそこは誤解のないようお願いします。

さてそして次の実例です。
まず大前提としてこんな状況になるまで走れるからと言って交換しないなんていうことは
絶対おすすめしてませんからね。

このタイヤは国内の皆さん聞けば必ず聞いた事のあるメーカーさんのタイヤです。
(ここまで減っているとパターンで判別つかないでしょ?笑)

お客様談
数日前からまっすぐ走らなくなった、
それまではなんともなかったのにとの事です。

車体を外してタイヤをを転がしてみるとまっすぐ転がりません。
写真ではわかりずらいとは思いますが、
セパレーションと言って、内部構造が一部的に弱くなり、
中からの圧力でタイヤが変形している為、まっすぐ走らなくなったわけです。

これだけ摩耗して内部のワイヤーなどが見えている状態のタイヤです。
当たりまえですが、そんな事になっても仕方がない状況です。
そしてメーカーさんとしても使用限界を等に超えたタイヤですから、
何があってもメーカーさんは何も悪くありません。

でもこのタイヤはバーストしていないんですよ。
有名メーカーのタイヤっていきなりドンっていうバーストはまずないんですよ。
ちゃんと作ってるから。
安心、安全へのマージンが半端じゃないんです。
高速道路などでの事故見られるバーストの原因の多くはまず第一に空気圧の低い状態での走行です。
定期的に空気圧をチェックしている人では起きることはないでしょう。

amazonをはじめネットショップでタイヤサイズで検索すると聞いた事もないメーカーの異常に安いタイヤがたくさん出てきます。
近くのディーラーさん、タイヤ屋さんで見積もりを取ると値段の格差にびっくりすることもあるかもしれません。
でも高いと思ったタイヤ達は見た目だけではわからない所にちゃんと手をかけ時間をかけ開発されたタイヤです。
安心安全を買うという気持ちで値段だけじゃない部分を少しでいいから念頭に置いてタイヤ選びショップ選びをして頂きたいなと思う出来事でした。

K4-GP参戦記

雪すごいですね。
おかげ様で本日は今日中にスタッドレス取付け出来るか~?
やチェーンあるか~?
などなど雪降った時のタイヤ屋さんらしい一日でありました。
そんなこんなでレースの余韻に浸る瞬間などなく一日が過ぎ去りました笑

とうことで日曜日はK4-GPに参加するためフジスピードウェイに行ってまいりました。

チームプロシードさんのアルトに乗ります。
軽自動車なのでスピードは決して速くはないですが、参加台数100台超えの中、
安定したラップタイムで走るのはなかなかの至難の業。

しかも朝から雨。。

各所でスピンが多発、SCも何度も導入される荒れた展開となってしまいました。

2台体制での参戦でしたが今回は残念ながら一台完走一台リタイヤという結果となりました。

雨のレースでは臨機応変な対応が必要となりますが、今回はちょっと色々嚙み合わず順位としては少し寂しい結果ではありましたが、

気の合う仲間とワイワイと楽しい時間を過ごすことができました。
夏に向けて車のバージョンアップを図りたいですね。

2月4日はお休み致します。

さてさて、当店前をよく通る方はお気づきでしょうが、
何やら派手な軽自動車がここ数カ月当店に止まっておりました。

K4-GP参戦の車両になります。
年二回の恒例行事、明日は7時間耐久レースがありますので、
大変申し訳ありませんが、2月4日はお休みさせて頂きます。
今回はサポートのみで乗る予定はなかったのですが、
オーナーさんの計らいで私もドライバーとして参加することとなりました。

現在参加中のGP-2Fという新規格軽自動車の、NAマニュアルクラスは非常に参加台数も多く非常に熾烈な争いです。

どこまで上位に食い込めるかわかりませんが、なによりまずは7時間後のチェッカーフラッグ目指してがんばってきます!

NOKIANドライビングエクスペリアンスに参加してきました。

北の大地北海道にて開催された。メーカー主催の試乗会
NOKIANドライビングエクスペリアンスに参加させて頂きました。
おかげ様で当店でも販売はもとより、お客様からも高評価を頂いてる、
フィンランド発のタイヤメーカーNOKIANタイヤの冬タイヤをより深く知るための2日間

商品に対しての知識はもとよりノキアンの歴史の話などなど興味津々なお話が盛りだくさん!

試乗会場はクローズドな場所に専用コースを用意して行われました。

前日の冷え込みからの降雪で、パウダースノーの下はすぐアイスバーンという
公道では遭遇したくない路面ナンバー1
だけどタイヤの評価をするには絶好のコンディションで試乗をすることが出来ました。

現行商品ハッカペリッタR5とR5SUVの両方に試乗。

私が試乗する際に大事にしていることは決しって飛ばしすぎない事。
自分が評価出来るスピードの範囲で色々と試します。
スノータイヤの評価としては一般的に1.縦グリップ(発進とブレーキ性能)
2.横グリップ(ステアリングの初期反応やコーナリング時の性能)
3.コントロール、ドライバビリティ性能
この3種類かなと思います。
コントロール性能というのは絶対的なグリップはもとより、
この辺でこれぐらいハンドル切ったら曲がり切れるなとか
このあたりでブレーキを踏めば止まり切れるなとか
滑り出した時に自分の思いもしない動きをしないかなど
数値的な評価というより感覚の部分で実は最も重要な部分なんじゃないかなと思います。

ハッカペリッタR5はその中でも特に縦の性能そのドライバビリティに優れているタイヤだと思いました。

(タイヤの溝が雪にくっきりタイヤオタク的構図での写真であります)

思っているより止まらない、曲がらないが一番怖いと思います。
ノキアンは縦グリップは絶大で、急ブレーキで非常にグリップ感を感じました。
横方向は極端にすごさは感じないのですが、滑り出しが非常にわかりやすいので、
これ以上スピードを出したらダメなんだというのが非常にわかりやすいタイヤでした。
この性能は試乗しないとカタログやタイヤを見ただけではわからいファクターで、
お客様にさらに安心しておすすめできる情報でした!

東京に住む私としてはなかなかこのような機会がないので、時間目いっぱい試乗に励みました。
そしてさらにサプライズ!
ランドローバーディフェンダーにハッカペリッタR5SUVという雪道最強タッグに試乗する機会もありました。

なんて雪と泥だらけが似合う車なんでしょう(*^^*)

こちらは流石の走破性能でタイヤの評価、というよりただただディフェンダーのすごさを体感させて頂いた
って感じでした笑

コースを無視して雪の壁も乗り越えられそうな走破性能に
なにより車内の安心感。
素晴らしい体験でした。

この他にもブログにはあまりかけないようなこぼれ話が多数の楽しい2日間でした。
こぼれ話に関しては店頭で店長マツモトまで
2日間お休みを頂きまして大変ご迷惑をおかけいたしました。

行ってきます!

イレギュラーではありますが、24.25日の二日間
当店はお休みさせていただきます。
というのも当店で取り扱っているNOKIANタイヤの試乗会が北海道で開催されるということでお呼ばれしたので、いざ北の大地に行ってきます。

(写真は以前訪れたフィンランドでの一コマ)

東京住まいでは中々冬タイヤの真価を試す機会はありません。
こういった機会は本当にありがたいので、極力参加させて頂くようにしております。
スタッドレスの進化はすさまじく、モデルが新しくなる度に驚かされます。
NOKIANタイヤのスタッドレスは当店でも数多くのお客様にお取り付けさせて頂き、乾燥路面、高速道路での快適性能などの性能も非常に高評価を頂いております。
肝心の雪道の性能に疑う余地はまったくないのですが、スタッドレスといえど各メーカー特性だったり路面状況によっての得手不得手っていうのがあるので、そのあたりをじっくり吟味できればなと思います。

それともう一つは全国各地から同業のタイヤショップさんも参加されるので、横のつながりの少ない私としては、情報交換の出来る数少ない場となりますので、たくさんの方と交流をもって、何か一つでもお客様達に有益な情報をもって帰れるようにしたいなと思っております。

それでは行ってまいります!

今年もありがとうございました。

12月毎年のことながら、タイヤ交換をするゾンビと化していたマツモトです。
タイヤ交換外の作業をほとんどお受けできず皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
今年はわたくしとしても子供が産まれるという人生の中でかなり大きな出来事がありました。

夏に生まれたこの子は半年で体重でいうともう倍以上の成長をしております。
子の成長に負けぬよう、店舗そして個人としても成長していける2024年にしていこうと思っております。
来年は6日からの営業となります。
何卒よろしくお願い致します。

店内リニューアル

今週火、水と作業受付を休止させて頂き、店舗内のリニューアルを行いました。

店内道路側のデッドスペースを有効活用すべく、
カッコイイ仕切りを作りましてアイテムのディスプレイゾーンを作ろうという魂胆です。
職人さん達の仕事っぷりを見ているのは非常に楽しいです。
黙々と作業しているようで二人の連携技はまさに1+1が2ではなく3にも4にもなる作業効率の良さで
どんどん作業が進んでいきます。

そんな職人さん達の素晴らしい作業のおかげでカッコイイディスプレイゾーンが誕生致しました。

お客様のウェイティングゾーンやホイールタイヤのディスプレイもこれからどんどん変わっていきます。
9月にはイベントも控えておりますので、実売、作業の方はもちろんでありますが、
皆さまをお迎えする準備を着々と進めてまいります!

用途にあった使い方

先日ご来店のオーナー様
純正で装着されているタイヤにてサーキットでのスポーツ走行を楽しんだ後タイヤを見るとこんな状態になっていたという事でタイヤ交換にてご来店。

右側が外側になります。
外側のブロックが欠けたり飛んだりしていて、このまま使用するのはもう難しい状態となっております。
こんなタイヤ不良品だ!!
というわけではなく、使用用途に合わない使い方だった事が一番の原因になります。
スポーツ走行を想定しているタイヤではないので、サーキットのような負荷で走るとこのような状況になってしまいます。
スポーツ走行を想定しているタイヤの例として

ネオバなどはブロックとブロックが独立することなく合間に溝を切ったようなデザインになっております。
ブロックがよれてブロック飛びを起こすような事がない、サイドに高負荷がかかる事を前提にデザインされております。
タイムの為だけじゃなく用途にあったタイヤ選びが車は非常に重要です。
思っている以上にタイヤで車は劇的にかわりますよ^ ^

こんなのも出来ます。

当店はタイヤ屋さんなので車種メーカー問わず色んなお車のご来店があります。
一括りに車のタイヤ交換と言っても結構色んな種類があったりして、そのタイヤやホイールによって気を付ける点だったり
作業手順が違ったりと経験が物いう場面というのがあります。
私店長マツモトもおかげ様でキャリアはなんやかんで20年選手となりまして、
それなりにたくさんの経験を積んで参りました。
昔は主流でも今はまったく見かけないようなタイヤ、ホイールにもご対応出来るの一つ強みであるかなと思います。

最近復刻したランクル70の復刻シリーズのホイール。
リングホイール
リング式のホイールにチューブタイヤが純正採用されております。
こちらのホイールは今では一般的なタイヤチェンジャーでのタイヤ交換は出来ません。
交換方法は割愛しますが、昔ながらの交換方法で交換します。
トラックのタイヤ交換を主として行っているタイヤ屋さんでは得意技中の得意技だと思います。
この20年で数多くの経験をさせて頂いておりますので、他社さんでお断りされたような特殊なホイール、車種、タイヤなどなど
是非一度お問い合わせ頂ければお力に慣れる事もあるかと思います。

 

K4-GP参戦のご報告

なんやかんやと私個人としては足掛け参加しはじめて早15年ほどたっております。
軽自動車の耐久レースK4-GP
今回も前回と同じくチームプロシードさんにお誘い頂きご一緒させて頂きました。

チームはなんと2台体制でして、私は313号車のスタートドライバーとして約2時間のスティントを担当させて頂きました。

サーキットの朝は早い事がおおいですが、その中でも耐久レースの朝は早い
5時ゲートオープンにて入場
9時のスタートに向けて準備を開始します。

フジスピードウェイで見る朝焼けも風物詩の一つ

ここの所の寒波で前日に降った雪が日の当たらないコースサイドに残っています。

ピットレーンも凍結している所があるし、こんな中約130台でスタートを切るわけですから緊張しない訳ありません。。

7時間の耐久レース、コース上でタイムはもちろんですが、
一番大事なのはピットワーク。
コース上よりも簡単にタイムを縮める事も出来るし、戸惑えばその分ロスします。
みんなで役割分担して円滑に作業していきます。

この辺りのチームプレイが耐久レースの醍醐味であります。
今回はSCのたくさん入る展開で、チームの作戦とは裏腹にスピードレースの展開となり、
中々クラス上位でのフィニッシュは難しい状況でした。
まだ参戦歴の浅い方も多い中でノーペナルティーでフィニッシュ出来たのは非常に素晴らしい結果でした。

開催20年を経てもまったく参加台数の衰えを知らないK4-GP
参加すると当店でチーム作ってでたいなぁ~という欲が沸いてきます。
誰か私のケツひっぱたいてください笑