毎年恒例の私の夏の風物詩となっております、
K4-GPに今年も参戦してまいりました。
以前からお世話になっているチームプロシードさん。
10日5時間耐久レース 11日の10時間耐久レースにダブルエントリーでの参戦です。
今回もすべてではありませんが、車作り、メンテナンスにも関わらせて頂き。
色々と僕のアイディアも取り入れて頂いた車両がどんなパフォーマンスを発揮するのか!?
とても楽しみだったのですが、、、
5時間耐久レース前の練習走行にてトラブル発生。。
ギヤが入らないというトラブルで、走行中にストップ。
車両回収で戻ってきて色々確認していたら、
どうやらクラッチが怪しいという見解で、
ミッションを降ろす羽目になりました。。
残念ながら当チームではクラッチをスペアとして持っていなかったので、
ダメ元で同じ36アルトで出場しているチームのピットへ行ってクラッチの手配を試みます。
普通こんな事をしたら、嫌がられますし、もしパーツを持っていたとして、自身のチームに同じ症状が出たときに
交換できない訳ですからわけて頂くなんてことはありえません。
残念ながら持っているチームはなかったのですが、どのチームさんも嫌な顔せず対応してくれて
本当に励みになりました。
その後近隣の純正部品が手配できそうな所へ電話をかけては在庫を確認し、
最後は昔なじみのチームの伝手を借りて手配することが出来ました。
御殿場で見つかったパーツをすぐに手配して翌日の10時間に向けての作業がはじまります。
なんとかレース中に作業が終わり、エントリーしていたので順位には関係ないですが、
レース中を使って動作確認を行いなんとか事なきを得ました。
翌日のスターティンググリッドに元気に並ぶチームプロシード309号
見渡す限りの軽自動車
今回は130台の枠がエントリー開始から半日で埋まってしまうほどの大盛況。
この写真はもう少し時間が戻りまして、、
当日の朝のピットでの様子。
こんな渋い顔しているのにはとても理由があって、、
(チームオーナーと寝坊した私)
K4-GPではレース中使用出来るガソリンの総量と最低給油回数 4回というルールがあります。
またその給油量はレース前に提出する必要があるので、
どのタイミングで何リッター入れるかをかんがえるのですが、
今回運営サイドから露骨な36アルトへの愛のある嫌がらせがありました。
アルトの参加するGP-2Fクラスは10時間を88リッターで走行します。
アルトのガソリンタンクが27リッターなので、残り61リッターを最低給油回数の
4回に振り分けて給油したのですが、
ルールブックには一度の給油で入れられるガソリンの量は1L以上15L以下の整数
となっているので4回で給油しきれないのです!!
1リッター給油しない。
という作戦もあるのですが、SCなどピットストップ戦略がかわった場合にも作戦をかえづらい。
などなどチームオーナーと二人でギリギリまで作戦を考えました。
レースがはじまってしまえば基本的にトラブルがない限りは、ドライバー交代ルーティンを淡々とこなすだけとなります。
職場は変われどK4-GPではチームメイトの蓮君。
今回はメカニックにドライバーに大活躍でした。
ピットは前回の袖ケ浦のレースでお世話になったチームアベイユさんとご一緒。
前回乗らせて頂いた36アルトとSEVENでの参戦。
気心知れた方たちとのピットの共有は非常に快適でありました。
前回ご一緒したドライバーさん達。
燃費のきついSEVENを初参戦であそこまでコントロールできたのはこのドライバーさん達の凄腕の賜物です。
詳細は次号のTipoさんにて特集予定の模様です。
今回私はドライバーを辞退させて頂き、運営1本でチームをサポートさせて頂きました。
アンカーのチームオーナーまでタスキを繋ぐことが出来て、なんとか2台完走を果たしました。
SCや赤旗中断もありチームの周回数は181周ということで、825キロを走破。
正直順位はふるわなかったです。
今回もデータを蓄積することができたので、このデータを元に車、ドライバー共に進化して
今度冬の7時間にのぞみたいと思っております。
終わってからずーっとデータロガーとにらめっこ。。
次こそは!
k4-GP運営の関係者様毎年楽しい遊び場を提供してくださり誠にありがとうございます。