改めてご紹介した事がなかったなと思いまして今回ブログにてご紹介させて頂きます。
当店では夏タイヤから冬タイヤへの交換をホイールセットの付け替えだと大体15~20分ぐらいの作業時間で作業させて頂いております。
この作業時間について、人によっては速いと思われる方もいらっしゃれば、遅いと思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかしここで一番大事な事は迅速さよりも確実な作業でお客様の安全を守る事です。
安全で丁寧な作業の先にスピードがある。と私を含めスタッフ全員が同じ意識で作業に取り組ませて頂いております。
そんな作業工程をご紹介させて頂きます。
・リフトアップ(ジャッキアップ)
まずはお客様のお車をピットに入庫しリフトアップします。
・タイヤにマーキングをする
次回履き替えの際にそのタイヤがお車のどの位置についていたのかが誰が見てもわかるようにその位置を示すシールをタイヤに張らせて頂いております。ご自身でタイヤ交換を行われる方もいらっしゃると思います。その際も一目瞭然でございます。
・履き替えるタイヤの準備
今回のお車の場合は当店のお預かりシステムをご利用頂いているお客様です。
配送中傷つかないように梱包されたタイヤホイールセットの梱包を外します。
・取り付けるタイヤの空気圧のチェック
半年間使用していたホイールセットは意外と空気圧が低下している物です。
また目視では見つけられなかったエア漏れなども4本の現在の空気圧をチェックして異常に低い物などがあった場合パンクしている可能性もここで発見することが出来るので、お客様にパンクしたままお車をお返ししてしまうというような事故を未然に防ぐ事にもつながります。
また空気圧のチェック後は必ず薄めた石鹸水をバルブコアにかけて目視でエア漏れがないかも必ずチェックしております。
バルブコアの動きが渋くなっていると泡がブクブクと目に見えてエアが漏れている事が確認できます。
この際は必ず新品にコッソリ替えさせて頂いております。
また空気圧に関しましてはご指定が無い限りはそのお車の指定空気圧に調整させて頂いております。
・タイヤの取り外し
上記作業と平行して別のスタッフは車両からインパクトを用いてタイヤを取りはずします。
その際にハブなどに錆などが浮いているのを発見したら金属のブラシを使用してスムースに取り付け時ホイールのセンター出しが出来るように磨きます。
・タイヤ取り付け準備
取り付けるタイヤを準備します。
先ほどのように前回装着されていた場所がわかるようにマーキングを確認して前後同じタイヤ、ホイールサイズの車の場合ローテーションをして装着します。また車種や駆動方式また2本だけ新品に交換など色々な状況が想定されますが、その際はお客様にとって最良の方法をチョイスし臨機応変にご対応させて頂いております。
・車両へタイヤの取り付け
なんとも簡単そうな作業ですがやはりそこにはプロの技が存在致します。
輸入車は時にハブとホイールの精度がピッチリしておりますので正確にセンターを出していくよう順繰りにまっすぐ取り付けてゆきます。
・増し締め(トルク管理)
車両をリフトから降ろした後にトルクレンチで増し締めを行います。この工程は非常に重要な作業となります。
車両やボルトの太さに合わせトルク管理をしております。
改めて文章にするととっても長くなってしまいますね。
作業風景を見ているとチャッチャカチャーとやっているように思われがちではございますが、要所要所肝心な所には細心の神経を使いスタッフ同士お互い確認を取りながら安心安全かつ迅速な作業でお客様のご来店を心よりお待ちしております。