こちらフィンランドは朝の10時です。
昨日は一日かけてNOKIANタイヤの来シーズン発売のスタッドレスタイヤの勉強会とノキアンタイヤが世界一の規模と誇る雪上テストコースの見学と試乗という待ちに待っていた日でした。
来シーズン日本にも上陸予定のHAKKAPELIITTA R3
ハッカペリッタR2の正常進化。
日本で今シーズンからの取り扱いでしたが、来シーズンには早速モデルチェンジとなります。
この写真はHAKKAPELIITTA R3 SUVの説明の一コマ。
SUVサイズのみサイドウォールにアラミド繊維を使用しています。
扁平率が高くサイドウォールをぶつけた際にダメージを受けやすいSUVサイズには防弾チョッキなどにも使用される高強度な素材を使って補強を施しています。
さて試乗の方ですが、NOKIAN的にというより法律的にあまりここでは言えない事まで体験させていただきました。
AUDI RS5での試乗です。
約400馬力ほどのこちらの車で乾燥路面、雪上路面、そして凍ったところとかなりの距離を走りました。
タイヤはもちろん新作R3です。
雪、氷の性能はフィンランド生まれフィンランド育ちのタイヤですので、まったく問題ないことは明らかでしたが、今回の新作はコンチネンタルなどと同じTRレンジのスピード規格になりました。(最高速190キロの規格です)
ゴージャスなRS5の集団で到着したゲート。
こちらがNOKIANのテストコースとなります。
こちらのテストコースには名前がございまして、その名も『WHAITE HELL』
モータースポーツ好きの皆様はもうお察しかと思います。
ドイツにあるニュルブルクリンク ノルドシュライフェ。
そのサーキットの長さもさることながら、とにかくチャレンジングなこのコースの別名が緑に囲まれた地獄ということでGREEN HELLと呼ばれているんです。
こちらをもじったのがこちらのテストコースです。
もちろん名前だけではございませんよ。
こちらのコースの規模およそ700ヘクタール
ディズニーランドとディズニーシーを合わせるとおよそ100ヘクタール
ディズニーリゾート7個分というとその大きさが伝わるかと思います。
私たちが試乗、見学したのは本当に一部ではございましたが、その大きさには正直度肝を抜かれました。
そして一番ビックリしたのは、こういった自社のテストコースは秘密だらけだったりするので、まず写真の撮影は固く禁じられているのですが、NOKIANタイヤは真逆でどうぞ好きなだけどうぞという、日本では考えられないスタンスでありました。
なんとこちらのスパイクタイヤを履いたAUDIではGOPROをつけることすら許可頂きました。
また後日公開できれば公開したいと思っております。
Q5での試乗はクロスカントリーコースでのパウダー、圧雪路面そして起伏のあるところをかなり自由に走らせてもらいました。
雪道での走行についてという面からもいろいろな事を経験、勉強になりました。
そしてこちらはなんと凍った湖の路面
これだけ広い場所なので思い切っていろいろな事を試すことができました。
広くてスピード感がなかったのですが、気づくと100キロオーバー
そんなところで急ハンドルを切っても舵感がかなりはっきりとしていたのはとても驚きでした。
そんな一日車、タイヤ漬けだった一日の最後は本場の本格サウナをみんなで堪能しました。
向こうのサウナはシャワーを浴びてサウナ→氷の張った池にダイブ→露天風呂でビールを飲みながらゆっくりして交流するそうです。
これでノキアンタイヤに関する事はすべて終了です。
これからヘルシンキに戻りまして日曜日のフライトで日本に戻ります。
東京はもう小春日和だそうでなんとも季節外れなネタになっている感は重々感じております。
もうしばらくお付き合いくださいませ。