そもそもスタッドレスタイヤってなんで雪の上走れるの?
これを理解しておくといざ雪の上を走る時に何をどう気をつけたらより安全に走行出来るのか!?がわかるかなと思いまして改めてご説明させて頂きたいと思います。
まずはパタンからの違いからご説明します。
こちらは一般的な夏タイヤのパタンです。(POTENZA RE-71R)
縦溝の大きな役割は排水性能を高める物です。
こちらが一般的なスタッドレスタイヤ
(NOKIANハッカペリッタR3)
一つのブロックに対して横方向にたくさんの溝が切ってあるのがお判り頂けるでしょうか?
これがスタッドレスタイヤ問わず雪道を想定しているタイヤに必ずある特徴です。
この溝で路面と接地した際に路面とタイヤの間にある水を吸着し排水することで、グリップを生みます。
乾いた氷はすべらない!このフレーズ聞いたことありませんか??
まさにその通りで一番すべる雪の上の溶けた水膜を排除することで走行出来るようにしております。
この溝を業界的にはサイプなんて言ったりします。
続きまして2点目が
ブロックとブロックの間が大きく空いているのがわかると思います。
この溝は雪を掻き出すための溝になります。
雪を掻き出す性能はブロックの高さにも比例しますのでスタッドレスが減ってくると雪を掻き出す性能も低下していきます。
夏タイヤにはないこの大きな溝があるおかげで雪を掻き出せるわけですが、逆にデメリットもございます。
ブロックとブロックの間が大きく空いているので高速での走行時にブロックがよれるわけです。
最近のスタッドレスでは非常に少なくなりましたが、夏タイヤよりもグニャグニャする感じというのはここからきております。
このサイプとブロックがあるおかげで雪の上を走る事ができます。
逆にオンロードの性能はピカイチでもこの機構を持たない夏タイヤはトラクションをかけることもできなければハンドルを切る事も止まることも雪の上では困難になります。
スタッドレスタイヤの中にもメーカー、銘柄によって得意なシチュエーションが違ったり得手不得手があったりします。当店では国内外のメーカーを幅広く取り扱っておりますので、お客様の用途、そしてお車にあった必スタッドレスタイヤをご提案する事が可能です。
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